製造業3分野の概要
特定技能の製造業は、もともと「素形材産業」「産業機械製造業」「電気・電子情報関連産業」という3つの分野に分かれていましたが、現在はこれらが統合され、製造業として一体的に運用されています。いずれも日本のものづくりを支える基幹的な産業であり、慢性的な人手不足を背景に外国人材の受け入れニーズが高まっています。
| 区分 | 代表的な製品・領域 |
|---|---|
| 素形材 | 鋳造・鍛造・金属プレス・機械加工などの部材製造 |
| 産業機械 | 各種機械装置の組立・製造・仕上げ |
| 電気・電子情報 | 電子機器・電気機器・関連部品の製造 |
統合により、これら3分野にまたがる業務にも柔軟に対応しやすくなり、製造現場での配置の幅が広がっています。
業務範囲
従事できる業務は、鋳造、鍛造、ダイカスト、機械加工、金属プレス加工、鉄工、工場板金、めっき、仕上げ、機械検査、機械保全、塗装、溶接、電子機器組立て、電気機器組立て、プリント配線板製造、工業包装など、多岐にわたる製造工程です。生産ラインの中核を担う作業に従事できるため、現場の即戦力として活躍が期待できます。
従事できる業務は区分ごとに細かく定められています。受け入れを検討する際は、自社の主要工程が対象業務に含まれるかを必ず確認しましょう。
安全管理
製造現場では、機械や工具、化学物質などを扱う場面が多く、安全衛生の確保が何よりも重要です。外国人材を受け入れる際は、母国語や平易な日本語を用いた安全教育、作業手順書の整備、危険箇所の表示など、言葉の壁を前提とした安全対策が欠かせません。
特に、作業開始前の安全指示や緊急時の対応は、誤解が事故に直結します。図やピクトグラムを活用する、重要事項は繰り返し確認するなど、伝わる工夫を重ねることが大切です。日本語力に応じた段階的な配置を行い、習熟度を見ながら担当工程を広げていくと安全に立ち上げられます。
試験要件
製造業で特定技能1号として働くためには、原則として技能試験と日本語試験の両方への合格が必要です。技能試験は「製造分野特定技能1号評価試験」として実施され、従事する業務区分に応じた知識・技能が問われます。日本語については、生活や業務に支障のないレベルが求められます。
なお、製造分野の技能実習2号を良好に修了した方は、関連する業務であれば試験が免除される場合があります。すでに国内で実習経験のある人材を採用する場合は、この点を確認するとスムーズです。
受け入れ時の注意点
製造業の受け入れでは、次の点に留意すると失敗を避けやすくなります。
- 対象業務の確認:自社の工程が特定技能の対象業務に該当するかを事前に精査する。
- 安全教育の徹底:言葉の壁を前提に、伝わる形での安全教育・手順整備を行う。
- 段階的な配置:習熟度に応じて担当工程を広げ、無理のない立ち上げを図る。
- 生活面の支援:住居や交通、行政手続きなど生活基盤の支援体制を整える。
スリランカ人材の強み
当社が育成するスリランカ人材は、勤勉でまじめに作業へ取り組む姿勢が評価されています。製造現場で求められる正確さや手順の遵守、チームでの協調といった資質は、ものづくりの品質を支える土台となります。当社はスリランカ現地の日本語学校「輝き」で、採用前から日本語と仕事への向き合い方を育てており、配属後の安全教育や作業指示が伝わりやすい状態でご紹介できます。工場・製造現場の人材確保にお悩みの企業様は、ぜひご相談ください。